巡回診療の目的

ワンラブ・プロジェクトでは、ルワンダにおいて巡回診療による義肢製作を進めています。
それは、地方に住んでいる障害者たちにとって、首都にある義肢製作所まで出てくることは難しいからです。
巡回診療の日にちや場所は、ラジオによってアナウンスされます。(ルワンダでは、ラジオが一番早く確実な情報伝達手段です)
当日は、義肢装具を求めて朝からたくさんの人がやってきます。多い時は200人以上の障害者が訪れます。あまりにたくさんの人が来るため、実際に義足を作ることができるのは、そのうちの一割にもなりません。
巡回診療の流れ

①巡回診療にあつまった人々
どっと集まった障害者たち。あまりの多さに収拾がつかない時もあります。

②受付
受付けはいつもてんやわんや。トイレに行く暇もありません。
また自分の名前を書けない障害者もいます。
集まった障害者の中で、読み書きのできる人にも手伝ってもらいつつ受付を行います。

③型取り
義肢装具士によって、患部の型取りを行います。
場所がない時は、外で型取りを行う時も。
型取りの際には、足をめくって露わにしなければならないです。中には下着を履いていない人もいます。
なのでタオルで簡易パンツをつくったりして対応しています。

④配布
巡回診療で取った型をキガリの義肢製作所に持ち帰って製作に取り掛かります。その後は2つのパターンで配布を行います。
・こちらが再度巡回先を訪問する
・キガリにご自身で取に来てもらう