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◆ルワンダ共和国:基礎知識・旅行情報
アフリカ地図ルワンダの風景写真を背景
ほぼ赤道直下にある内陸国で、「千の丘の国The Land of A Thousand Hills」と呼ばれるように、小高い丘と山々がたくさんあります。ルワンダ国内には、5つの火山と23の湖、またナイル川の源流があります。ウガンダ・タンザニア・ブルンジ・コンゴ民主共和国と国境を接しています。一番高い山は、カリシンビ山(4507m)で、その一帯は火山国立公園となっています。西にはキブ湖があり、リゾート地として、旅行者も多く訪れます。




  • ルワンダ国旗

  • ルワンダ国旗
    国旗の意味:青―平和と人々の幸福
    黄色―経済の発展
    緑―土地の豊かさ
    太陽―国民の知識と純粋さ






  • ルワンダ地図

  • ルワンダ
    面積: 26000平方キロメートル (26000Ku)
    人口: 1100万人








  • 言語

  • ルワンダ語・英語・フランス語・スワヒリ語
  • 気候

  • 年間を通して一日の気温は15〜30℃と過ごしやすい気候です。湿度は低く、朝晩は冷え込むことも多いです。一年は雨季と乾季に分かれています。 (雨季:3月〜5月、10月〜11月、乾季:12月〜2月、6月〜9月)
  • 経済

  • 主な産業は農業で、コーヒー・紅茶などが輸出されています。また砂糖・花卉・除虫菊なども輸出されています。土壌は肥えており、二毛作・三毛作も可能で、市場には常にたくさんの農作物が並んでいます。地下資源として、コルタンなどが埋蔵しています。
  • アクセス

  • ルワンダへは、いくつかの航空会社が乗り入れています(Rwandair Express,Kenya Airways, SN Brussels, South African Airways, Ethiopian Airlines など)。
    日本からルワンダを訪れる場合は、ケニア経由・エチオピア経由・ベルギー経由が一般的です。
    陸路による入国も可能です。ケニアからは、ルワンダまでの直行バスも出ていて、旅行者も多く利用しています。
  • 時差・タイムゾーン

  • グリニッジ標準時+2時間(日本より7時間遅れ)
  • 査証

  • 日本からは査証が必要です。在日ルワンダ大使館で、3ヶ月のツーリストビザを発行してくれます。
    ツーリストビザは、1度だけルワンダ国内のイミグレーションで延長が可能です。
  • 健康管理

  • 現在黄熱病のイエローカードの提示は求められません。
    標高が高いため、マラリアはさほど多くはありませんが、注意して下さい。
    水道の水は、飲み水としてはあまり適していないので、市販されているミネラルウォーターをお薦めします。
    都市部には、ある程度設備の整った病院もあります。
  • 通貨

  • ルワンダフラン。旅行者は米ドルを持ってくることをお勧めします(ユーロも使用可能)。 銀行でキャッシングも可能。
    両替は銀行及びForex Bureau で行うことができます。一般にForex Bureau の方が、換算レートは良いです。
    トラベラーズチェックは、銀行のみ現金に換えることができます。一度に両替できるT/C の金額が決まっており、換金に時間がかかることもあります。また換金の際に、トラベラーズチェックを作った時の控えの提示を求められます。
    クレジットカードは、大きなホテルなどでは使用可能ですが、まだ一般的ではありません。
  • 服装

  • ドレスコードはありません。日中は穏やかな気候のため、Tシャツなどで充分ですが、朝晩はセーター・ジャケットが必要になることもあります。またゴリラトレッキングを予定している人は、厚手のジャケット・レインコート・底のしっかりしたトレッキングシューズを持参すると良いでしょう。
    日差しが強いため、サングラスも重宝します。
  • 通信

  • 携帯電話が一般的です。SIMカードを入れる携帯電話が全国で使えます。携帯電話の通信事情はとても良いです。国際電話も問題なくかかります。
    Internet Cafe は、たいていの町にあり、アクセスも比較的安定しています。 パソコンを持っている人は、インターネット接続のモデムを買うと便利です。但しスピードはあまり早くありません。
  • 交通手段

  • 東アフリカ諸国の中では、ルワンダの道路は比較的整備されています。キガリ市からほとんどの町に行く車が出ています。またブルンジ・ウガンダ・ケニア・タンザニアへ向けての車もあります。
    白い車体に黄色あるいはオレンジの線がついているのがタクシーです。このタクシーの値段は運転手との交渉によって決められます。最近では、メーターつきのタクシーもでき、新しい車体で車の中には電話も設置されています。
    またメーターつきのタクシーは、電話で呼ぶことができるので便利です。 キガリ市内を移動するのであれば、バイクタクシーも一般的です。但し、運転が荒く、犯罪に巻き込まれるケースもあるため、あまり安全とは言えません。
    地方に行くと、助手席にクッションのついた自転車タクシーを利用することができます。但しルワンダは坂が多いため、上り坂では時々押している姿を見かけます。
  • 見所・観光スポット

  • * ゴリラトレッキング(ルヘンゲリ地方)
    ルワンダ観光の一番のポイントです。入山料を支払い、野生のマウンテンゴリラを見に行きます。
    * アカゲラ国立公園(象・バッファロー・レイヨウ類などを見ることができます。国立公園内には、設備の整ったロッジもあります。)
    * 国立博物館(ブタレ市、ルワンダの昔の装飾品・歴史・農機具・生活用品・写真などが、ルワンダ語・フランス語・英語の説明付で展示されています。とても質の高い博物館です。また予約をすれば、ルワンダの伝統舞踊も見ることができます。)
    * キブ湖(キブエ市)
    * ニュングエ国立公園(チャンググ市、うっそうとした森の中、コロブスモンキー・チンパンジーなど13種類の霊長類、その他鳥類を見ることができます。)
    * ニャンザ(ギタラマ市、ルワンダが王国だったころの、王様の住居を見ることができます。)
    * 虐殺記念館(キガリ市その他、1994年に起こった虐殺の跡を見ることができます。その当時のまま残されているところもありますし、キガリ市の記念館のように、一般の人たちにわかりやすく虐殺に至るまでの経緯を説明しているところもあります。ルワンダを知るためには、過去にあった虐殺のことを、ぜひ見てください。これら虐殺記念館を訪れた後は、説明をしてくれた人にチップを渡すことを忘れないようにしてください。彼らは記念館を維持しながら、訪れる人たちに虐殺の事実を伝えることを仕事としている人たちです。)
  • 宿泊

  • キガリ市内には、いくつかの高級ホテルがあります。また中級ホテル・安宿もたくさんあります。地方都市にも、中級クラスのホテル、安宿を見つけることができます。
    ゴリラトレッキングをする人のために、ルヘンゲリ市内には、中級ホテル・安宿があり、また山の麓のキニギ村には、快適なロッジもあります。
  • 電圧

  • 220〜240V
  • 食事

  • 食事
    主な食事は、豆・ジャガイモ・サツマイモ・プランテンバナナ(料理用のバナナ)・キャッサバ・ウガリ(キャッサバなどを粉にして、熱湯で練ったもの)・肉(牛肉・鶏肉・やぎ肉など)・魚(ティラピアやダガーと呼ばれる淡水鰯で煮干に似ている魚)などです。キャッサバの葉を煮込んだソンベと呼ばれるルワンダ料理もおいしいです。
    これらの食事は、お昼にビュッフェ形式のレストランで食べることができます。また夜、バーなどで出されるブロシェット(牛・やぎ肉などの串焼き)・鶏の丸焼き・ティラピア(魚)の丸焼きも、フライドポテトと一緒に、ビールのおつまみとして好まれます。

    ルワンダにはウルセーンダと呼ばれる非常に辛い唐辛子があり、いろいろな料理に添えられています。
    キガリ市内には、西洋料理(イタリア・ギリシャ・フランスなど)・中華料理・インド料理レストランもあります。 飲み物はビール(Miitzig、Primus、Amstelなど)、ソーダ類(コーラ、ファンタ)などですが、バナナで作ったルワグワ、穀物を発酵させて作ったキガジなどの地酒も、ぜひ試してみてください。
    ルワンダは牧畜が盛んなため、牛乳や乳製品が豊富にあります。ビュッフェ形式のレストランでは、大きなグラスに入った牛乳を飲むことができます。またキブクトと呼ばれる飲むヨーグルトも濃厚な味でおいしいです。
    パパイヤ・パイナップル・マンゴー・バナナ・パッションフルーツなどの果物も豊富です。
    少しお腹がすいたときは、サモサ(ひき肉や野菜を皮で包んで揚げたもの)やブレット(肉団子)、マンダジ(ドーナツのようなもの)が良く食べられています。
  • 治安

  • 旅行者が襲われるなどの事件は少なく、治安は他のアフリカ諸国よりも安定しています。
    但し、夜の外出はタクシーを使うことをお勧めします。

  • 物価

  • 他のアフリカ諸国に比べて、物価は高めです。自国で生産しているものは、比較的安価ですが、輸入しているものは高いです。
  • お土産

  • お土産
    パピルスや草の繊維で作ったいろいろなデザインの籠製品が有名です。木彫りの彫刻・お面などもたくさん見かけます。ルワンダで作られた彫刻は、とても繊細で、特に女性をかたどったものは、芸術的にも価値の高いものです。
    右は、ルワンダ民芸品の編んだ籠です。
    ルワンダのコーヒー・紅茶もお土産として、旅行者に好まれています。ルワンダのコーヒーは、アラビカ種で非常に高品質です。
    紅茶はいろいろな種類が出ていますが、最近ではスパイスの入った紅茶もあり砂糖をたっぷり入れたミルクティにして飲むと、一日の疲れを癒してくれます。

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